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BWSC結果報告

​いつも応援ありがとうございます。

和歌山大学ソーラーカープロジェクトです。

2025年8月に参戦いたしました、

Bridgestone World Solar Challenge 2025の結果を報告いたします。

私たちは3,000kmのうち2831kmを走行し、突発的な強風と豪雨によって車体に損傷が見られたため、リタイヤとなりました。

日頃より応援を頂いている皆様の思いに応えることができず、申し訳ございません。

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公式の記録では、2717km地点で走行終了となっておりますが、

こちらは最終チェックポイントを通過したものの、ゴール地点にまでたどり着くことが叶わなかったためです。

 

最終チェックポイントを通過した際には、ギリギリの状態ではあるものの、通過タイム・マシンのポテンシャルのどちらをとっても十分に完走を狙うことができる状態ではありました。

しかし、天候のコンディションが突如として崩れ、秒速42mにも及ぶ強烈な横風に見舞われたことで車体左側に損傷を負うこととなりました。

この時点では、外装部分に損傷を負ったものの、足回りなどの中枢部分への影響は見られず、修復によって再度レースへと復帰することが可能な状態でありました。

そのため、修復作業を行い、大会運営スタッフとも粘り強く交渉を行いましたが、天候の悪化とゴールまでの距離を理由に、走行が認められることはありませんでした。

これによって、私たちの挑戦は2831㎞地点にて幕を閉じることとなりました。

 

2023年より設計・製作が始まり、皆様の熱い応援を乗せてオーストラリアまでたどり着いた“YATA”は2831㎞を走破し、この走行距離は当プロジェクト史上最長距離を更新することとなりました。

この2年間、皆様にもお伝えをし続けてきた3000㎞完走という大きな目標を達成することは叶いませんでしたが、前回大会で1000㎞を前にしてリタイヤをした過去と比較すると、非常に大きく前進をすることができたのではないかと思っております。

 

メンバー一同悔しい思いで一杯ではありますが、今大会での記録に自信を持ち、またこれからメンバー全員で、より良いソーラーカーを作れるよう一層頑張って参ります!

 

また、走行距離だけではなく、世界最高峰のソーラーカーレースと呼ばれる大会で、公道を走行するための車検を前回よりもスピーディーかつ確実にクリアすることができたことは、チームとして大きな自信となりました。

特に、重点を置いて取り組んできた軽量化に関しては、大会に出場したすべての車体を見渡しても、一二を争うほどに軽い車体を製作することが出来ておりました。

 

詳しい報告をこちらでさせていただきたいところではありますが、

かなり長く技術的な話も含みますので、後日開催を予定しております、2025年度プロジェクト活動報告会にて詳しくご報告させていただきます。

 

活動報告会にはなるべく多くの方々にご参加頂きたいと考えておりますので、後日、日程調整のためのアンケートを取らせていただきたく思っております。

 

お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします!

​2025年12月 
和歌山大学ソーラーカープロジェクト一同
BWSCの様子はこちらから⇒
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